※2017年12月時点の情報のため、掲載情報について今後変更となる可能性があります。
“にっしんに、行って、みて、体験して、共に学び・語り合い、お互いにつながりあえる”がテーマの
「ぐるぐるNISSHIN まちミル博覧会」。
日進に住む人だけでなく、より多くの人に日進市の歴史や文化、自然をはじめ、これまで気づかなかったこの街の魅力やおもしろさを体感してもらおうと、日進市内の各会場でさまざまな体験プログラムが開催されています。
今回、ニッシン調査隊はそのプログラムの一つ『なるほど「お金のマメ知識」・「札勘」体験講座』に潜入!
そこには、人生初体験づくしの興奮の時間が待っていました。
普段はほとんどATMしか行くことがない筆者は、ちょっとドキドキしながら今回の会場である瀬戸信用金庫日進支店さんへ。
当日はあいにくの雨模様でしたが、職員のみなさんがわざわざ外まで出てきて参加者を丁寧にお出迎え。さすがは信金マン、マジメか!(いい意味で)と心の中でツッコミつつ、親切な対応に緊張もほどけ、いざ入室。
お金にまつわる講座と聞いていたので、大人向けなのかと思いきや、続々と集まってくるのは可愛らしい小学生くらいのお子さんたちとその親御さんたち。ちょっと安心。
全員揃ったところで、ちょうど講座の開始時刻に。
まずは講師役の中島康介副調査役が、「お金のマメ知識」を紹介。時折おやじギャグ的なものをまじえて空気をほぐしつつ、「お金の寿命はどれくらいか」「ボロボロになったお金はどうなる?」「日本のお札にもっとも多く登場した人物は?」などなど、意外なトリビアの連続に、参加者もどんどん引き込まれていきました。
個人的に興味をひかれたのは、「一部しかなくなってしまったお金はどうなる?」という質問。時々、財布のファスナーにお札をひっかけてしまったりするので、もし、ビリっと全部破ってしまったらどうなるんだろう?と思っていた疑問が解決されました!(答えに興味がある人は写真参照)
破れて一部しかなくなってしまったお札の価値を面積で教えてくれました!
中島さんがホワイトボードを使って、お金のマメ知識をさまざまな角度から紹介。
中には熱心にメモをとる参加者もいました。
「お札の偽造防止技術」の話で、お札を透かして確かめる子どもたち。
会場の空気がいい具合に温まってきたところで、さて、本日のメインイベント、「札勘」体験がスタート!!!
1組1束ずつ現ナマ…ならぬ「信用金庫の信ちゃんお札」が配られると、子どもたちは「すげー!」「本物みたい!」とニコニコ。
そして満を持して登場したのが、札勘職人、恒川元春支店長!
札勘の見本を披露すると、その華麗すぎる手さばきに思わず会場にいた全員が「おおー!」と感嘆のため息。あまりに美しすぎて、マジックを見ているかのようでした。
恒川支店長の見事な『よこ読み』札勘!
思わず見惚れる美しい扇型。
ここまで上手くなるには日々練習が必要だそう。
こちらが『たて読み』の札勘。これは一般の人でもよく使う数え方かもしれません。
次いで、職員のみなさんが各テーブルをまわって一人ひとり、札勘の仕方をレクチャー。
慣れない札束を手に、子どもだけでなく、大人のみなさんも興味津々の様子!
中島さんによると札勘には『たて読み』『よこ読み』があり、それぞれ金種の確認と枚数の確認、両方の目的があるとか。
職員の方に優しく教えてもらいながら札勘練習。
子どもたちも一生懸命に取り組んでいました。
レジ経験がある人などには馴染みがあるたて読みは、ちょっと練習すればなんとなく形にはなるものの、よこ読みはかなりの難易度!思わず夢中になって練習してしまいました。
ちなみに使用した札束を帰りにプレゼントしてくださったので、筆者は今でも家で密かに札勘練習中。かなり上達してきました。
プログラムの最後は、なんと一億円の重さを実体験する企画。
一億円ですよ!
一億円を持つなんて(もちろん中身は信ちゃんお札ですが…)、ほとんどの人の人生で経験することはまれなはず!
ということで、一人ひとり一億円を持つごとに「うわー!」「重―い!」と歓声が上がるハイテンション状態に!中には何度も列にならんで体験するツワモノも。
実際のところ、この重さはなんと10kg。
小さな子どもは大人の支えがないと持ち上げられないほどの重量感!
持ってみた感想を小学生の男の子にたずねると「いつか僕もこれくらい稼ぎたい!」と興奮ぎみに答えてくれました。
一億円の重さを試している様子。
子どもには手助けが必要なくらいずっしりとしています。
ジュラルミンケースに入っていると、もう本物のお金にしか見えない!このまま持ち帰っていいですか?
あっという間に時間が過ぎ、一億円を手にした感触の余韻を味わいつつ講座は終了。
みなさん「楽しかった!」「ためになることがいっぱいだった」との感想を残して帰っていかれました。
筆者も正直、これほどお金に対して貪欲(?)に楽しめるとは思わず、参加できたことを心から嬉しく思いました。
瀬戸信用金庫の方々も終始、至れり尽くせりのおもてなしをしてくださり、さすが「この街と生きていく」という、信金マンの温かい心を実感させていただきました!ありがとうございました。
一億円を手にご満悦~。
「将来は、これくらいお金を貯めて家を買います!」と小学6年生の男の子。ぜひ瀬戸信用金庫日進支店さんに預金してください!
「地域のみなさんと身近に触れ合える機会になってよかったです」という恒川支店長(中央)をはじめ、とても親切に対応してくださった瀬戸信用金庫日進支店のみなさん。
日進市にまつわる歴史、文化、自然、食、暮らし、健康など、さまざまなテーマの体験プログラムを開催。
子どもから大人まで楽しめる内容が盛りだくさん!
問い合わせ:日進市産業振興課 TEL 0561-73-2196