※2022年4月時点の情報のため、掲載情報について今後変更となる可能性があります。
古くから日進市の「総鎮守の神」として崇められていた神社、白山宮(はくさんぐう)。 万物を括り結び合わせるという「結びの神様」菊理姫命(くくりひめのみこと)を主祭神に、たくさんの神が祀られています。 そんな白山宮が近年、「参拝者が年間数万人!」「日進市民なら皆知ってるよ!」それどころか全国からお参りに来るという。これは改めて調査隊員がご紹介しなくては。 そこで今回は、多くの人に愛され続ける白山宮の人気の秘密を探ってみたいと思います。
場所は日進駅から車で 5 分。駐車場は 80 台。臨時で 180 台あります。駐車場は 2 箇所あり、本殿に近い方はバリアフリーなので車椅子の方も安心。まずは本殿へ。参道から紹介していきましょう。
鳥居の向こうは急な坂です。
白山宮参道入り口
駐車場
白山古墳
すぐ右手に「白山古墳」
発掘調査で出土した副葬品から 6 世紀頃のものと推測されているそうで、昭和 56 年に日進市の指定文化財に指定されました。時代で言えば飛鳥時代。遺物は岩崎城歴史記念館に展示されているとのこと。
本殿へ 白山宮は「結びの神様」。縁を結ぶのは恋愛もそうですが、商売、物造り全ては縁あってのもの。繁栄も幸せもお金も平穏もご縁につながっています。 そして白山宮には多くの神様を祀るお社が合祀されています。まず、本殿右手にひっそりと建っているのは「香良洲神社(からすじんじゃ)」。女性の守り神として、ご利益が多く授かるパワースポットとして人気のある神社です。 階段をのぼると、良縁を祈願する「縁むすび社」。左側には縁むすびの御神木。「連理木(れんりぼく)」といって、二つに別れた幹がまた一つにくっついているもので、まさに縁むすびのパワースポット。その横にはピンクのハート型の絵馬がたくさん奉納されていましたよ。 参道の右手には「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」。自身の罪や穢れ(けがれ)を祓ってくれる神様だそうです。本殿参拝の前にお参りしなくてはいけませんね。
拝殿
香良洲神社
縁むすびの御神木。「連理木(れんりぼく)」
ハート型の絵馬
本殿の向って左側が祈祷受付、御朱印受付場所
御朱印も豊富。月替り和歌朱印は綺麗で素敵ですね
御守り、御札、絵馬やおみくじ、御朱印など授与品や縁起物も豊富に用意されています。
足王社は、珍しい足腰の神様「足名椎神(あしなづち)」を祀る神社。
平成十三年の日韓共催サッカーワールドカップの時より、足にちなんでサッカーの神様として信仰されるようになり、プロの選手を始めサッカーに励む人々や熱心なサポーターが全国から押しかける「サッカー神社」として注目を集めたそうです。
訪れると、そのモダンな社殿に目を奪われます。ヒバの木をふんだんに使って組み立てられた美しい曲線は、優しく、壮大。その屋根は上空から見ると鞋、足袋の形に見えるのだとか。
2020年にグッドデザイン賞を受賞したのも納得です。木の隙間から風が通り抜け、光のコントラストが清々しく感じますね。夜になるとライトアップされて、より幻想的な社になるそうです。
足王社本殿内部の中央、神様の真下には「痛みとり石」が祀られています。この石を手でさすり、痛みのある患部を撫でると痛みがとれたとの言い伝えがのこる伝説の石。多くの人がこの石を撫でていくそうです。
サッカー神社にちなんだお守りや絵馬も種類が豊富。日本サッカー協会公認のエンブレムが刺繍されたお守りもありました。
足の守護神として信仰を集め、足腰を病んでいる方や強くしたいと願う方々の参拝が後を絶たないそうです。
直線と曲線構造、光が優しく包む社内
サッカーだけではなくバスケットや野球の絵馬も
痛みとり石
足王社も御守り絵馬など豊富
最後に
独創的でモダンな社に生まれ変わった足王社の斬新さ、また、バリアフリーでどんな人にも心づかいが感じられる優しさが魅力の白山宮ですが、
記録が残っている 500 年以上の歴史の中で、神職が一度も途切れることなく、この地域の氏神さまとして信仰を集め祈りを受け止め続けていること。それこそが白山宮が多くの人に愛される理由の一つだと感じました。
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詳しくはhttp://www.hakusangu.org/